パソコンのお片づけ




伝書鳩



 パソコンのデスクトップ(モニター画面のこと)にアイコンがずらっと並んでる光景は、僕にはどうもなじめない。僕にとって、デスクトップ画面は仕事をするための作業スペース。そこが他の物で埋め尽くされていると、使いにくいと感じる。

 僕のパソコン画面に直接のっかってるアイコンは、通常一つだけ。バックアップ用のUSBメモリーがぽつんと右上に。時にはCDやICレコーダーのアイコンが乗る。ハードディスクドライブのアイコンは無用なので、表示しないよう設定している。

 フォルダ表示のスタイルは、アイコン、リスト、カラム、Cover Flowの4種があるが、僕はカラム形式(次頁に図)を選択している。たくさんのフォルダを開かなくてすみ、たいがいは一つで用をなす。この方式を使ってる人は少なそうだ。

 Macの場合、マイファイルというフォルダがある。ユーザーが作ったファイルすべてをまとめて表示している。中のファイルは実体のあるものなので、消去したら本体データもなくなってしまいます。何千とあるデータが一箇所にまとまってても意味をなさないので、このマイファイルを非表示にしてます。

 マイファイル、ウィンドウズマシンでは同様のものがあるかどうか知りませんが、なんのために存在してるのかわかりません。こいつがパソコンのデータを整理する習慣を奪っている元凶なのではないか。マイファイルはないほうがいい。finderの環境設定で非表示にできます。

 このマイファイルの中身を見ても、データの本来の位置はわからない。フォルダやデータファイルの階層のレイアウトが見えない。フォルダの表示設定でアイコン表示を選択してる場合も同じようなもの。

 データを整理&管理しようと思うなら、先に挙げたカラム表示が欠かせない。現実のフォルダとデータのレイアウトを見て、何をどこに収納するかを判断する「習慣」をつけてもらうことが肝要。部屋の整理と基本は同じ。


 メールデータの管理手法も同じような方式をとっている。メールを相手先ごとに一つのフォルダ(トレイ)に振り分ける。受信も送信もいっしょ。相手先とのメールのやりとりが簡単に追えるし、目的のメールを見つけるのも早い。

 手動で振り分けているので、ちょっとした手間はかかる。わずかな手間だし、慣れてしまうと苦にならない。慣れていない人にとってこの方式は面倒に感じるかもしれない。

 データ活用の便利さを取るのか、日々のちょっとした手順をじゃまくさく思うか、の違いだろう。他の人たちはどんな管理をしてるのか、覗いてみたい気がする。  本題から外れるが、メールの基本的なマナーを知らないでパソコンを使っている人の多いのは気になる。

 念のため、着信メールすべてを確認した。返信する際に、相手のメール文を末尾に全文引用する人は半数でした。全文引用は特殊な場合を除き、やらないものです。添付ファイルをつけたまま送り返す人もいる。送信する前には余計なものを全部カットする習慣をつけてほしい。

 ウィンドウズユーザーには、メールに限らず設定を変更しないで使い続けている人が多い。メールでは、意味もなくhtml仕様のメールを発信している人が少なからずいる。文字のやたらでかいメール文。または小さすぎるメール文。問題というほどではないが、気になる。

 現在は容量が少々大きくなっても、処理に時間がかからない環境になったから、ともに許されているという側面がある。

 メーリングリストなどで、全文引用の応酬をえんえんと続ける異様な光景を見かけることがある。一通ごとにメールが肥大していく。本人たちは何も気づかないのか、感じないのかと、不思議な思いにかられる。


ひょっこり通信 2016.10.16


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