┏━━━┓ ┏━━━━━━┓┏━━━━━━┓
 極 ┃   ┃ ┃      ┃┃      ┃
 楽 ┗┓  ┃ ┃ ┏━━┓ ┃┃ ┏━━┓ ┃2018.4.10
 n  ┃  ┃ ┗━┛  ┃ ┃┗━┛  ┃ ┃
 e  ┃  ┃    ┏━┛ ┃┏━━━━┛ ┃
 w  ┃  ┃    ┗━┓ ┃┃ ┏━━━━┛
 s  ┃  ┃ ┏━┓  ┃ ┃┃ ┃
   ┏┛  ┗┓┃ ┗━━┛ ┃┃ ┗━━━━┓
   ┃    ┃┃      ┃┃      ┃号
   ┗━━━━┛┗━━━━━━┛┗━━━━━━┛


Contents
 ・『ワンダーストラック』
 ・脇役キングの継承者は誰?
 ・独立ドメインに一本化

………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『ワンダーストラック』  2017年度作品
………………………………………………………………………………………………………

 監督:トッド・ヘインズ  原作:ブライアン・セルズニック
 出演:オークス・フェグリー、ミリセント・シモンズ、ミシェル・ウィリアムズ、
    ジュリアン・ムーア、ほか
 配給:KADOKAWA
 原題:Wonderstruck
 公開:4月6日


 今回に限り、映画の内容については完全スルーとします。ネタバレを防ぐためとい
うより、書きたいことがあまりないからです。なのに書くのは、映画の中に書きたい
こと(人)があったから。

 『ワンダーストラック』で魅せられたのは、ヒロインであるミリセント・シモンズ
の変化していく豊かな表情。気になったので、映画を観てから彼女のことを調べた。
日本語のウィキペディアには項目がない。英語のウィキで"deaf"という単語にぶつか
り、初めて聴覚障害者と知って仰天した。そんなこと、宣伝媒体にはひとことも書い
てないぞ!

 ミリセント・シモンズはこれが映画デビュー。第2作 "A Quiet Place" はすでに完
成している。『ワンダーストラック』では聾唖者の役。"A Quiet Place"も聾唖者らし
い。ホラー映画で、相当に面白そうだ。日本での公開は未定だが。

 関連映像を見ると、かなり達者に口きいてる。喋れるよう訓練したらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=55vbOhsztAw
 4/6公開『ワンダーストラック』特別映像:ミリセント・シモンズについて

 生年月日を今のところ公開してないので年齢不詳ですが、ミドルティーンです。そ
のうち公開すると思います。伏せると仕事を得る上でネックになりうるので。聴覚障
害者の女優といえば『愛は静けさの中に』のマーリー・マトリンの成功例があります。
だけど役柄が限られるので、俳優を続けるのはハードルが高い。なんとか頑張ってほ
しいが。

 『ワンダーストラック』は、観てる間はそれほどでもなかったけど、あとになって
強烈なWonderstruckが襲ってきた。これはぜひもう一度観直したい。


………………………………………………………………………………………………………
◎ これはくせ者、という映画
………………………………………………………………………………………………………


『A Quiet Place』
   日本での公開日は未定 2018年度作品
   監督:ジョン・クラシンスキー
   出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、
      ノア・ジュペ、ほか
   配給:東和ピクチャーズ

 非常に気になる映画なので、ついでにこれも紹介。凶悪なエイリアンに襲われて壊
滅状態となった地球のお話。エイリアンは視力がないのに聴覚だけは鋭敏というやつ。
音を立てたら殺される。『ドント・ブリーズ』のエイリアン版です。


………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… 脇役キングの継承者は誰?
………………………………………………………………………………………………………


 2月21日、大杉漣が亡くなりました。66歳。脇役の王様みたいな人でした。主
演も少ないながらあります。

 男優限定としてですが、誰が脇役王を引き継ぐんでしょうか。竹中直人? どうに
もあの押しの強さには閉口します。でんでんもアクが強すぎる。脇役は主役を立てて
こそ。主役を押しのけて目立とうとする人を脇役王にしたくない。

 平泉成(ひらいずみせい、旧芸名:平泉征)というおじさんはご存知でしょうか。
総理大臣役をやったことがあるという気がしたのですが、調べて判明しませんでした。
『シン・ゴジラ』の農林水産大臣の勘違いかも。味のある脇役です。

 他にもいろいろ挙げられる人がいます。ベテランクラスでは温水洋一(ぬくみずよ
ういち)や上田耕一、北見敏之。中年では石丸謙二郎、マキタスポーツ、菅原大吉。
若いところでは柄本時生(えもとときお)や中村靖日(なかむらやすひ)。挙げると
いくらでも出てくるので、ここまで。

 ヴィジュアル系クリエイターからの兼業組はリリー・フランキーや、蛭子能収(え
びすよしかず)。音楽系はたくさんいます。泉谷しげる、あがた森魚。脇役俳優に注
目してるんです。主演クラスに較べて個性がはっきりしている。超売れっ子になって
しまわないで、細々と自分のテリトリーを守ってる。そんな脇役が好きです。


………………………………………………………………………………………………………
 近況など……… 独立ドメインへ(ようやく)一本化
………………………………………………………………………………………………………


 プロバイダ「ジオサイト」のサーバへのアップデートに原因不明の障害が発生し、
一部のデータが更新されない状態になりました。改善されないようなので、独立ドメ
インのほうのサーバに一本化しました。両方のページは基本的に同じなんですが、ジ
オサイトでは一部の画像が訂正されないままになっています。geocitiesのページに
アクセスされている方、下のURLへの変更をお願いします。

 おかげで全ページを一部修正してアップする羽目になりました。400〜500も
あるページをいちいち直していくのは疲れます。いずれはやらなくちゃいけなかった
ことですが、これを機会にと、ちまちました作業をやりました。

 ついでにページ数をカウントした。452ページ。画像・映像・音声などのファイ
ルは4238。これでも今までかなりページを整理したのですが。サーバから外した
り捨てたりしたページの数は、少なく見積もっても200はあります。管理が行き届
かなくなるので、なるべくコンパクトにしたいのですが。

 作業が完了してから障害の原因がわかった。一部のページで各種のプログラムを走
らせて処理している。プログラム本数は6本。最初から表示の副作用は発生していた。
以前は発生してなかった新たな障害が現われたのは、おそらくどれかのプログラムが
自動的にアップデートされたからだろう。

 独立ドメインでも更新が数時間遅れるようだ。対処についてはこれから考えます。



船越 聡
http://www.funakoshiya.net/index.html 極楽page

「ディープな京都の秘境」4/9 かわきた分流堤
「船越屋画廊」4/8『セピア』
「雑草雑木図鑑」4/1 正式公開
「船越屋画廊」3/25『猫の森』
「長岡京市の裏百景」3/22 裏長岡天満宮 12の謎
「じべたでひろたもん」3/11 地下鉄回数券
「歩きMap」3/5 音羽山
「省エネカフェ」4/15 食べられる野草の摘み菜(アウトドア)
「映画カフェ」6/17 開催決定

『ワンダーストラック』‥‥‥‥観終わってから驚きが襲ってきた
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』‥‥‥‥‥‥‥‥‥合わない
『しあわせの絵の具モード・ルイス』‥‥‥本来ならば主演女優賞
『サーミの血』‥‥‥‥‥‥‥‥‥演出面でリアリティが少々弱い
『聖なる鹿殺し』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥陰々滅々のスリラー
『シェイプ・オブ・ウォーター』‥‥‥‥予告篇の出来がよすぎた
『blank13』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥話が小さいような
『サニー32』‥‥‥怖いもの見たさで行ってしまった、というか
『リバーズ・エッジ』‥‥‥‥‥ビターテイストの青春映画の秀作
このあとは『犬ヶ島』に期待

   ┏━━━┓ ┏━━━━━━┓┏━━━┓
 極 ┃   ┃ ┃      ┃┃   ┃
 楽 ┗┓  ┃ ┃ ┏━━┓ ┃┗┓  ┃2018.2.19
 n  ┃  ┃ ┗━┛  ┃ ┃ ┃  ┃
 e  ┃  ┃    ┏━┛ ┃ ┃  ┃
 w  ┃  ┃    ┗━┓ ┃ ┃  ┃
 s  ┃  ┃ ┏━┓  ┃ ┃ ┃  ┃
   ┏┛  ┗┓┃ ┗━━┛ ┃┏┛  ┗┓
   ┃    ┃┃      ┃┃    ┃号
   ┗━━━━┛┗━━━━━━┛┗━━━━┛


Contents
 ・『リバーズ・エッジ』
 ・宣伝から見える映画の内実

………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『リバーズ・エッジ』  2018年度作品
………………………………………………………………………………………………………

 監督:行定勲  原作:岡崎京子
 出演:吉沢亮、二階堂ふみ、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵、西田尚美、
    綾田俊樹、小川紗良、ほか
 配給:キノフィルムズ/木下グループ
 英語タイトル:River's Edge

 キャピキャピな高校青春ものとは対極にある青春映画。暗いです。陰湿です。ゆる
ゆるの青春ものはどうでもいいんです。キリッとエッジの立ったこういう映画をこそ
観たいけど、なにやら怪物のような映画だった。

 ストーリー設定を簡単に紹介。川べりの草むらの中に白骨死体がある。それぞれに
ワケありな気配の高校生3人がその秘密を共有している。ストーリー設定、以上(簡
単すぎる?)。

 二階堂ふみが自ら望んだ企画だということだが、珍しく受け身の演技に徹している。
他の映画ではたいがい、彼女が周囲を引きずり回す役柄なんだけど。そのせいか、新
人のSUMIREに食われきっている。SUMIREは初めて見る顔だが、インパクトがある。
観たあとで確認すると、CHARAと浅野忠信の娘だった。納得。

 この映画の中で、登場人物に対するインタビューが随所にはさまっている。ストー
リーとの関連はない。たぶん台本なしのぶっつけ本番と思う。それぞれにキャラにな
りきって答えているのが面白い。

 インタビューの中に「生きてるとはどういうことだと思う?」というのがあった。
二階堂ふみが演じる若草ハルナは「感じること」と答えている。僕ならどう答えるの
かと、考え込んだ。僕の場合は「発信し続けること」だろうか。「生きていますか?」
との問いに対して、若草は「生きていると言えない」と答えていた。僕は発信してる
けど、生きてるんだろうか。

 森川葵という若手女優に注目している。この映画に出てることを知らずに観た。な
んちゅうイケてない顔の女優がいるんか。と思っていて、エンドクレジットでそれが
森川葵と知って愕然となった。あまりにもイケてなさすぎてわからなかった。けっし
て美人顔ではないが、ネットで検索したら可愛らしい写真もありますよ。よくこんな
キャラに徹しきれたもんだ。

 『リバーズ・エッジ』より、シンプルな『悪女 AKUJO』のほうが面白さを伝えや
すいけど、『悪女 AKUJO』はあちこちで話題になってるだろうから、紹介をスルー
しました。が、これも確実に面白いので、記憶しておいてください。


………………………………………………………………………………………………………
◎ これは特筆モノ、という映画
………………………………………………………………………………………………………


『犬ヶ島』
   5月全国公開 2018年度作品
   監督:ウェス・アンダーソン
   声優:野村訓市、ヨーコ・オノ、渡辺謙、夏木マリ、野田洋次郎、ほか
   配給:20世紀フォックス
   原題:Isle of Dogs

 アメリカのアニメ映画です。声優は日本人だけあげました。他にハリウッドの主演
級俳優がずらずら10人以上並ぶ。これって無駄に豪華すぎるんじゃないの。顔も見
せないんだし。

 舞台は近未来の日本です。日本の近海に犬を捨てるための無人島があるという設定。
アニメといってもCGじゃありません。ストップモーションアニメ。一見するとチー
プに見えるけど、猛烈に手間暇かかる。キャラのデザインもいい。


………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… 宣伝から見える映画の内実
………………………………………………………………………………………………………


 2月は大量の新作を観ましたが、当然ながらハズレも少々あった。映画を選択する
際にとことん選んだつもりだった。何がミスだったか、何かを見落としたのかと、再
度ネットの予告篇をチェックする。

 僕は自分が面白いと思える映画しか観ません。なので映画の空気をいちばん反映す
る予告篇を重視します。メディアの評価もある程度参考にします。監督の名前も情報
の一つ。素材をどのように味つけするかを推測するための情報。あとはキャスト。キ
ャストも映画の出来映えを左右する要因です。

 監督やキャストは決定的な要因ではありません。その監督の前作がいくらよくても、
パスすることは多々あります。

 スカを引かないよう打率を上げることは必須だと思ってます。スカは時間もお金も
エネルギーも無駄食いする。なにより、一映画ファンとして、スカばかり引いてたら
恥ずかしいと思う。長年観続けていれば、映画の出来について勘が鍛えられていて当
然だと思うから。

 チラシやポスター、広告などの宣伝ヴィジュアルも判断要因になります。これが決
め手となってパスすることもあります。一例では『去年の冬、きみと別れ』。予告編
を見る限りでは「微妙」ですが、チラシやポスターがだめです。どういうイメージで
売り込もうとしてるのか、方向性が見えません。そのあたりの弱さは映画の弱さです。
自信欠如の映画チラシからも、映画の内実が垣間見えることがあります。


………………………………………………………………………………………………………
 近況など……… 
………………………………………………………………………………………………………


 11日の映画カフェの参加者は14人。ほぼ毎回のように新しい人が参加します。
まあまあ順調かなと思います。なんとも言えないんですけど。

 次回は6月の10日か17日。来月にならないと確定できません。



船越 聡
http://www.funakoshiya.net/index.html 極楽page

「日本人が出演している外国映画」2/19 新規開設
「新編図解辞典・大誤解」2/11 新作投入
「ひょっこり通信」2/11 新作発行
「船越屋の新製品」1/28 ドナルド・トランプなべ敷き
「省エネカフェ」1/21 めざせミニマリスト報告
「じべたでひろたもん」1/9 たらみの白桃ゼリー
「船越屋画廊」1/6『Garden』
「特設戌年コーナー」1/6
「省エネカフェ」4/15 食べられる野草の摘み菜(アウトドア)

『リバーズ・エッジ』‥‥‥‥‥ビターテイストの青春映画の秀作
『悪女』‥‥‥‥‥‥‥‥‥想像を絶する凄まじい過激アクション
『コンフィデンシャル共助』‥‥‥何もかも忘れて映画の中に没入
『羊の木』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥錦戸亮の存在が軽すぎ
『アバウト・レイ16歳の決断』中性的なエル・ファニングが魅力
『ジュピターズ・ムーン』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥驚嘆の映像!
『ミッドナイト・バス』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥じんわりとひたった
『スリー・ビルボード』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥本年のベストワン?
このあとは『シェイプ・オブ・ウォーター』に期待

   ┏━━━┓ ┏━━━━━━┓┏━━━━━━┓
 極 ┃   ┃ ┃      ┃┃      ┃
 楽 ┗┓  ┃ ┃ ┏━━┓ ┃┃ ┏━━┓ ┃2018.2.5
 n  ┃  ┃ ┗━┛  ┃ ┃┃ ┃  ┃ ┃
 e  ┃  ┃    ┏━┛ ┃┃ ┃  ┃ ┃
 w  ┃  ┃    ┗━┓ ┃┃ ┃  ┃ ┃
 s  ┃  ┃ ┏━┓  ┃ ┃┃ ┃  ┃ ┃
   ┏┛  ┗┓┃ ┗━━┛ ┃┃ ┗━━┛ ┃
   ┃    ┃┃      ┃┃      ┃号
   ┗━━━━┛┗━━━━━━┛┗━━━━━━┛



Contents
 ・『ジュピターズ・ムーン』
 ・映画の選び方

………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『ジュピターズ・ムーン』  2017年度作品
………………………………………………………………………………………………………

 監督:コルネル・ムンドルッツォ
 出演:メラーブ・ニニッゼ、ゾンボル・ヤェーゲル、ギェルギ・ツセルハルミ、
    モーニカ・バルシャイ、ほか
 配給:クロックワークス
 原題:Jupiter holdja / Jupiter's Moon
 ハンガリー映画 1月27日公開(京都はTジョイ京都)

 ハンガリーにたどり着いたシリア難民の青年が、ふとしたことから浮遊能力を獲得
する。映画の紹介ではすべて少年となってるが、青年とするほうがふさわしいと思う
ので、ここでは青年と表記します。

 浮遊感覚が素晴らしい。音響も含めた映像感覚に冴えわたったものがある。ふと気
がつくとワンカットの長回しとわかるが、意識させない。カットを割らないまま浮遊
シーンにつないでいる。どうやって撮影してる。合成ではない。CGでもなさそう。

 磁場が回転して大混乱になる屋内シーンから、そのまま窓の外へカメラが抜けるシ
ーンなど、信じられない映像マジックがある。再度観てトリックを見破りたい欲求に
かられる。

 地上にいる群衆すべてが青年を見上げるシーンが印象的だ。人々は天使のような存
在に救いを求めているのだろうか。救いを得るための何かを探しているのだろうか。

 これ以前に観たハンガリー映画はいつが最後だったのか、記憶がはっきりしない。
それほどに遠いが、いつのまにか映像で最先端を走っている、といった印象だ。これ
は観ておいたほうがいいよと勧められる。


………………………………………………………………………………………………………
◎ これはどうか、という映画
………………………………………………………………………………………………………


『心と体と』
   4月14日東京公開 2017年度作品
   監督:イルディコー・エニェディ(エニェディ・イルディコー)
   出演:アレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ、レーカ・テンキ、
      エルヴィン・ナジ、ほか
   配給:サンリス
   原題:Teströl és lélekröl / On Body and Soul

 京都で公開される可能性は絶望的なほどゼロですが、ひそかに注目してる映画。ハ
ンガリーの女流監督です。ふと思うに、この前に観たハンガリー映画は、エニェディ
の『私の20世紀』だったかも。『私の20世紀』も映像感覚に優れた美しい映画で
した。


………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… ボクの映画の選び方
………………………………………………………………………………………………………


 1月の下旬から2月の半ばまで、いい映画が集中していることを前号に書いた。す
べてがいいわけでは当然ない。観るに値する映画は公開されるうち、5本に1本か、
10本に1本程度でしょう。選ぶ目は必要です。

 映画の選択はシビアです。なるべく少ないほうがいいという考えで、絞り込みます。
判断材料で最もあてにするのが予告篇映像。映画の空気感を掴み、自分にとって満足
できそうな映画だけ観てます。こいつは観とかなくては、という義務感は持ちません。
観るのは観たい映画だけです。

 予告篇をじっくり観察し、これはいけそう、これはペケ。アクションの決めポーズ
がいかにもでクサい(マンハント)とか、「ノリ」だけ(グレーテスト・ショーマン)
とか、いつまで三十歳ほども若作りしてるの(北の桜守)とか、スカスカと捨ててい
きます。

 各映画賞やベストテンはあまり参考にしてません。赤の他人が勝手に選んだリスト
です。自分の評価と異なってるのは当然。僕が評価した映画が高く評価されていれば
満足します。が、外れていても気にしません。


………………………………………………………………………………………………………
 近況など……… 
………………………………………………………………………………………………………


 今月は毎日1本映画館、という日々。5本観ました。合間にハイキングも。映2・
映・歩・映・映。密度の濃い日々に満足です。明日も行く予定。



船越 聡
http://www.funakoshiya.net/index.html 極楽page

「船越屋の新製品」1/28 ドナルド・トランプなべ敷き
「省エネカフェ」1/21 めざせミニマリスト
「じべたでひろたもん」1/9 たらみの白桃ゼリー
「船越屋画廊」1/6『Garden』
「特設戌年コーナー」1/6 1月限定
「エコまんが」1/1 今年もエコで あけおめござ
「映画カフェ」2/11 開催します
「省エネカフェ」4/15 食べられる野草の摘み菜(アウトドア)

『アバウト・レイ16歳の決断』中性的なエル・ファニングが魅力
『ジュピターズ・ムーン』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥驚嘆の映像!
『ミッドナイト・バス』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥じんわりとひたった
『スリー・ビルボード』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥本年のベストワン?
『デトロイト』‥‥‥‥‥‥‥‥‥もっとテンポアップできんのか
『希望のかなた』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥カウリスマキ世界のお笑い
このあとは『ぼくの名前はズッキーニ』に期待

   ┏━━━┓ ┏━━━━━━┓┏━━━━━━┓
 極 ┃   ┃ ┃      ┃┃      ┃
 楽 ┗┓  ┃ ┃ ┏━━┓ ┃┃ ┏━━┓ ┃2018.2.1
 n  ┃  ┃ ┗━┛  ┃ ┃┃ ┃  ┃ ┃
 e  ┃  ┃ ┏━━━━┛ ┃┃ ┗━━┛ ┃
 w  ┃  ┃ ┃ ┏━━━━┛┃      ┃
 s  ┃  ┃ ┃ ┃     ┗━━━━┓ ┃
   ┏┛  ┗┓┃ ┗━━━━┓ ┏━━━┛ ┃
   ┃    ┃┃      ┃ ┃     ┃号
   ┗━━━━┛┗━━━━━━┛ ┗━━━━━┛



Contents
 ・『スリー・ビルボード』
 ・キネマ旬報のベストテンなど

………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『スリー・ビルボード』  2017年度作品
………………………………………………………………………………………………………

 監督:マーティン・マクドナー
 出演:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、
    アビー・コーニッシュ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ピーター・デ
    ィンクレイジ、ジョン・ホークス、ルーカス・ヘッジズ、キャスリン・ニュ
    ートン、ほか
 配給:20世紀フォックス
 原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

 『デトロイト』(キャスリン・ビゲロー監督)のついででした。『デトロイト』で
大満足ならスルーしていた可能性があった。『デトロイト』さまさま。

 『デトロイト』とは違い、地方の小さな町での事件を扱った話なので、どうにも地
味な印象をぬぐえませんでした。観てその評価は一変した。演出リズムがよく、キリ
ッとして展開が速い。だらだらしていた『デトロイト』とは大違い。上映時間は『ス
リー・ビルボード』のほうが短いのに、ストーリーは2〜3倍ある印象。

 話の設定は単純。娘を惨殺された母親が、動かない捜査に苛立って道路看板を立て
た。簡潔でストレートな言葉でもって警察を罵倒している。そのことにより、田舎町
に立ったさざなみが本作の物語全体だ。

 これだけだとシンプルで、ストーリーがあまりなさそうな印象を受けるでしょう。
僕もそう思った。オリジナル脚本は監督自身です。これだけの設定で多くの登場人物
をこんなに動かしまくれるのか。

 まるで先の展開の予想がつきません。トンデモな行動が多すぎる。極端なシチュエ
ーションから生まれるブラックなユーモアが映画世界を突き抜けていく。

 なるほどこれなら今年の米アカで(作品賞を含んで)7部門にノミネートというの
もうなずけます。ぜひ作品賞を獲ってほしい。主演女優賞はフランシス・マクドーマ
ンドに獲ってほしい。が、強敵(サリー・ホーキンス)がいる。どうなるのかな。


………………………………………………………………………………………………………
◎ これはこれは大変、という映画群
………………………………………………………………………………………………………


 先週、今週、来週と、有力新作が続々登場。今月は旧作込みで2日に一本ぐらい観
ないと全部はこなせない気がします。たまにはべったり観まくりもいいかなと思いま
すが。

 今日観たものを除き、主なもの。一部は京都での公開日。
 1月27日
 『ジュピターズ・ムーン』(コルネル・ムンドルッツォ)。
 『ミッドナイト・バス』(竹下昌男)。
 2月3日
 『羊の木』(吉田大八)。
 『アバウト・レイ 16歳の決断』(ゲイビー・デラル)
 2月10日
 『犬猿』(吉田恵輔)。
 『ぼくの名前はズッキーニ』(クロード・バラ)。
 『女 AKUJO』(チョン・ビョンギル)。
 2月24日

 『サーミの血』(アマンダ・シェーネル)。

 他に公開日が未定なのが多くて悩ましい。『ワンダーストラック』(トッド・ヘイ
ンズ)『殺人者の記憶法』(ウォン・シニョン)『ブリムストーン』(マルティン・
コールホーヴェン)『ピンカートンに会いにいく』(坂下雄一郎)『犬ヶ島』(ウェ
ス・アンダーソン)『ブルーム・オブ・イエスタディ』(クリス・クラウス)『心と
体と』(イルディコ・エニェディ)。

 『犬ヶ島』は何をおいても必見だと思うんだけどね。


………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… キネマ旬報のベストテンなど
………………………………………………………………………………………………………


 去年一年間は突出した映画が皆無だったので、キネマ旬報のベストテンなどを見て
も、「はあ、そんなもんですかね〜」という印象しかありません。不作だったわけで
はなく、ほどほどに満足できる映画が多かったというだけです。

 個人賞(キネマ旬報)はことごとく予想を外してしまいました。特に助演女優賞の
草刈民代(『月と雷』)が外れたのが残念。田中麗奈(『幼な子われらに生まれ』)
だって。悪くはないんでしょうけど(観てない)。


………………………………………………………………………………………………………
 近況など……… 
………………………………………………………………………………………………………

 暮れに買ったタブレット端末を持って山道探索やハイキングをやっています。地図
を持っていかなくてよくなったのが大きい。いくつかの地図やネットからとった複数
の地図を束にして持ち歩いてたのはつい最近のことです。

 山の中で現在地を表示してくれるのはありがたい。移動経路を記録してくれてるは
ずが、あとで見て、まるであてにならなかったのには失望。表示した現在地を記録し
てくれないんですね。



船越 聡
http://www.funakoshiya.net/index.html 極楽page

「船越屋の新製品」1/28 ドナルド・トランプなべ敷き
「省エネカフェ」1/21 めざせミニマリスト
「じべたでひろたもん」1/9 たらみの白桃ゼリー
「船越屋画廊」1/6『Garden』
「特設戌年コーナー」1/6 1月限定
「エコまんが」1/1 今年もエコで あけおめござ
「映画カフェ」2/11 開催します
「省エネカフェ」4/15 食べられる野草の摘み菜(アウトドア)

『スリー・ビルボード』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥本年のベストワン?
『デトロイト』‥‥‥‥‥‥‥‥‥もっとテンポアップできんのか
『希望のかなた』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥カウリスマキ世界のお笑い
『嘘八百』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥満足感はそこそこあり
『キングスマン2』‥‥‥‥‥‥‥‥想定外の方が暴れまくります
『猫が教えてくれたこと』猫は人間たちの妄想と無関係に生きてる
『南瓜とマヨネーズ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥浸りきっています
『立ち去った女』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥トンデモな映画体験をした
『日曜日の散歩者』‥‥‥‥‥アートフィルムだったが、観て正解
『ノクターナル・アニマルズ』‥‥‥‥‥‥ひょっとしてホラー?
このあとは『ブリムストーン』に期待

「極楽」トップページ

当ページ

極楽news 2017年

極楽news 2016年

極楽news 2015年

極楽news 2014年

極楽news 2013年

極楽news 2012年

極楽news 2011年

極楽news 2010年

極楽news 2009年

極楽news 2008年

極楽news 2007年

極楽news 2006年